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2006.11.15

「悪い噂」

お陰さまで新刊の売れ行きも好調で、

ホッと胸を撫で下ろし、

昨日楽しくて有意義な打ち上げも終わったところ。

帰り道、

うちの美人アシスタントが教えてくれた事。

「なんか私の友達が、ある出版社で打ち合わせをしてたら背中のブースで別の打ち合
わせの話が聞こえてきて、それがなんと、いつかさんの事だったんですよー。」

彼女は息巻いて話している。

「それで?」

「角川いつかが、また新刊を出したらしいよ。すごい癖のある奴だけど、仕事はでデ
キるから仕方ないねー」

だそうですよ、と。

敵はだいたいどこの誰チームか察しはついた。

このマスコミの世界、伊達に長くいるわけじゃない。

「なんか、悪口っぽくて友達がいつかさんってどんな人って心配して聞くので、私は
好きで私には優しい人ですと答えたんですけど」

と、困り顔ー。

「癖のある、奴ねぇ」

ひと呼吸おいて、私は大笑いした。

「でも、仕事はデキると誉めてたんですよ」

そういう問題じゃないが、おもしろい評価だ。

「大丈夫よ、私はあそこの版元とは、仕事しないから。どこでもやればいいってもん
じゃないのよ。ブランディングよ、わかる?」

ひとつー。

売れるとはそういう目に遭い、ライバルや業界から陰口を叩かれる事。

私はまだ作家としては駆け出しだが、最初にかなり濃い辛酸を舐めた経験上わかる。

私に限らず出る釘は打たれるのがこの日本国。

人の成功や幸せを素直に喜べず、足をひっぱりたがる輩達ー。

もっと大スターになると、そこらじゅうに罠が仕掛けてある。

これも、過去何人かの大物の側でずっと見ていた経験上、わかる。

表向きはゴマすりか、損得勘定のスパイか、

露骨に意地悪してくるかだいたいこの3つ。

クソくらえだ!

そういえば、

「俺もそろそろ2ちゃんに載りたいよ。探偵もつけられて、記者にも追っ掛けられたいなぁ」

能天気な親友の社長がつぶやいていたっけ。

世の中、こういうユニークな人達も結構いるのよねー。

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